港区芝に1966年に建設された松下電器産業の東京支店ビル。 国内で初めてのアルミカーテンウォール工法を用いたビルで、第一京浜国道が「くの字」に折れ曲がる芝四丁目交差点に立地。高い視認性を誇った。
松下電器産業はビル竣工に伴って、御成門のナショナルビル(1955年竣工)から支店を移転した。 東京におけるショールームビルとしても機能し、松下電工が東京支店を構えていた頃は、3フロアがショールームだった。 松下電工東京田町ビルとも呼ばれた。
2007年、興和三田ビルに改称。 2012年、髙松建設と青木あすなろを中核とする高松コンストラクショングループの東京本社(TCGビル)に転用されたのち、同グループの新東京本社ビルに建て替えられた。 なお、TCGは会社英称のTAKAMATSU CONSTRUCTION GROUPの頭文字からとっている。