日比谷交差点角にある視認性の高いオフィスビル。 1984年に朝日生命日比谷ビルとして竣工。2004年に今治造船が朝日生命保険からビルを取得し、日比谷マリンビルに改称した。 今治造船が東京支社を構えるほか、日本シップヤード、正栄汽船などがテナント入居している。
日比谷交差点角は、朝日生命保険の前身のひとつ、常磐生命の本社屋「常磐生命ビル」(昭和5年竣工)が立っていた場所。 常磐生命はビル低中層階に百貨店「常磐」を開店させる計画だったが、直前になって頓挫。 代わりに百貨店「美松」(社長は伊勢丹出身)がオープンしたが早々に経営不振となり、わずか4年で閉店した。
その後、会社合併に伴って前川生命ビル、帝国生命ビル(日比谷帝国生命館)、日比谷朝日生命ビルと名を変えた。 戦後の接収期間中は東京地区憲兵隊司令部となっていた。
今治造船
愛媛県今治市に本社を置く日本最大手の造船メーカー。
瀬戸内海沿岸に10の造船所を展開し、ばら積み運搬船やコンテナ船、LNG船など多様な大型船を建造。
2024年3月期の売上高は約4,432億円、従業員数は約1,891名(グループ全体では約15,000名)