新宿駅西口の正面にあった大規模オフィスビル。大手生保4社の一角である安田生命が創業80周年を迎えるのを機に1961年、3代目の本社ビルとして建設。 日本橋から移転した。
同社は2004年に明治生命と合併。本社を丸の内に移転後は「安田生命本社ビル」から「明治安田生命新宿ビル」に改称し、同社の一拠点として使われた。 地下に「新宿明治安田生命ホール」(342席)を備えていた。
西口一帯の再整備に合わせて2020年に閉鎖され、解体。 跡地には地上23階建て、高さ126mの「(仮称)明治安田生命新宿ビル」が建設される。 オフィスを主体に店舗、ホールを含んだ複合ビルとして、2026年の竣工を見込む。
安田生命
安田財閥創始者・安田善次郎による共済五百名社(1880年創立)を起源とし、1894年に会社設立。相互会社形態で運営された。
2004年に明治生命と合併し、明治安田生命として再編。官公庁や企業向け団体保険に強みを持ち、芙蓉グループとの関係も深い。