国登録有形文化財だった日本工業倶楽部会館(大正9年築)の保存再生を図るとともにエリアの有効活用のため高層化。永楽ビル、新永楽ビルとともに建て替えた。
高さ148mのオフィス棟には三菱UFJ信託銀行が拠点を置いている。三菱UFJ信託銀行は三井住友トラスト・ホールディングスに次ぐ信託銀行業界第2位。
日本工業倶楽部会館は旧会館の西側部分を再現・復原。大ホール、談話室、大会堂、貴賓室などがあり、現在も活用されている。
曳家をして免震構造の地下躯体に載せ、タワー部分と一体化させた。会館屋上の2体の彫像がもつのはハンマーと糸巻き。当時の2大工業だった石炭と紡績を象徴している