新橋駅SL広場に隣接して立つ大型複合ビル。 雑多な雰囲気が漂う低層商業フロアには食堂、居酒屋や雀荘、金券ショップ、マッサージ店などバラエティに富んだ300近いテナントが入居している。 各県の名産品を販売するアンテナショップも多い。上層階はオフィスで住居区画も設定されている。
新橋駅西口周辺には戦後、日本最大規模のヤミ市が形成され、昭和中期になっても木造バラックの店舗(新生マーケット)が密集する状態にあった。 そこで東京都が防災上の観点などから再開発を主導。比較的整備されていた東口に新橋駅前ビル1号館、2号館、西口にニュー新橋ビルが誕生した。
ビルは設備の老朽化などがすすんでおり、建て替えに向けた動きがみられる。 SL広場などを含めた一体的な再開発になる見込みだが、ビルは数百の地権者によって区分所有されているため、実現までには相当な時間がかかると予想される。