日本で一番高いビル その移り変わり

ホテルニューオータニ本館からあべのハルカスまで

2014年3月7日、地上300mを誇る高さ日本一の超高層ビル、あべのハルカスが開業しました。 横浜ランドマークタワー完成から約20年ぶりとなる高さ日本一更新を記念して1960年台から現在までの高さ日本一ビルの移り変わりを紹介したいと思います

追記:東京駅そばに高さ390mの超高層ビル計画!2027年完成予定です。

1964年


ホテルニューオータニ ザ・メイン(本館) 73m

高さ:17階 東京都千代田区

東京オリンピック開催に合わせて開業した日本初の超高層ホテル。 それまでの28年間、日本で最も高い建物だった国会議事堂(中央塔65m)を抜いて日本一となりました。 1974年には隣接地にガーデンタワー棟(高さ144.5m)がオープンしています。

1968年

霞が関ビルディング

霞が関ビルディング 147m

高さ:36階 東京都港区

一般的に知られる「日本最初の超高層ビル」。国内で初めて高さ100mを超えました。 当初は9階建てビルとして計画されていましたが規制緩和等によって規模が拡大しました。 ※建築基準法による「超高層ビル」の明確な定義はありませんが高さ60m以上が一つの目安となっています

1970年

世界貿易センタービル

世界貿易センタービル 163m

高さ:40階 東京都港区

霞が関ビルディングの2年後に完成した超高層複合ビル。 このあたりから超高層ビルの建設が本格化し、高さ日本一も頻繁に更新されるようになります。 世界貿易センタービルは建て替えが予定されています。

1971年

京王プラザホテル

京王プラザホテル 179m

高さ:47階 東京都新宿区

西新宿は淀橋浄水場跡地の再開発事業として誕生。そこに最初に完成した超高層ビルが京王プラザホテルです。 高層ビルマニアとして知られる半田健人氏オススメ。「窓の多さ」が萌えポイントだとか。

1974年

新宿住友ビル

新宿住友ビル 210m

52階 東京都新宿区

国内ではじめて高さ200mを超えた西新宿の超高層ビル。その形状から三角ビルの愛称があります。 2012年時点で西新宿には200m以上の超高層ビルが9棟存在しています。

1974年

新宿三井ビル

新宿三井ビル 225m

高さ:55階 東京都新宿区

新宿住友ビルから半年後に完成。

1978年

サンシャイン60

サンシャイン60 240m

高さ:60階 東京都豊島区

池袋にあるランドマークタワー。
最上階にある展望フロアからの眺望が素晴らしいです

1990年

東京都庁第一本庁舎

東京都庁第一本庁舎 243m

高さ:48階 東京都新宿区

東京都政の中核施設となっている都庁第一本庁舎。 丹下健三氏が手がけた特徴あるデザインが目をひきます。 1991年に千代田区丸の内から機能を移転。 2007年に東京ミッドタウンのミッドタウン・タワー(248.1m)に抜かれるまで東京都内で最も高いビルでした。

1993年

横浜ランドマークタワー

横浜ランドマークタワー 296m

高さ:70階 神奈川県横浜市西区

横浜にある高さ296mの超高層複合ビル。
みなとみらい21のシンボル的存在でオフィス、ホテル、ショッピングモールなどの機能をもちます。 高さ日本一の在位期間が長く、知名度・存在感は抜群

2014年

あべのハルカス

あべのハルカス 300m

高さ:60階 大阪府大阪市阿倍野区

大阪の阿倍野・天王寺エリアに誕生した国内初の300mビル。 あべのハルカス近鉄本店、大阪マリオット都ホテル、オフィス、美術館などが入り、最上階には展望フロアが設置されました。 2014年3月7日に全面開業、5月後半には来場者が1000万人を突破しました。



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