地上300m。大阪阿倍野に誕生した高さ日本一の超高層ビル。 百貨店、オフィス、ホテル、展望フロア「ハルカス300」、美術館など複合的機能を備える。
総事業費1300億円のビッグプロジェクトで、関西の大手私鉄である近畿日本鉄道が開発。2014年3月7日に全館グランドオープンを迎えた。 高さ300mを超えるビルは日本初で、1993年完成の横浜ランドマークタワー(296m)以来、約20年ぶりに日本一が更新された。
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あべのハルカス フロアガイド
58~60階 | 展望台(ハルカス300) |
57階 | レストラン |
19・20 38~55・57階 | 大阪マリオット都ホテル |
17・18 21~36階 | オフィス |
16階 | あべのハルカス美術館・屋上庭園 |
地下2~地上14階 | あべのハルカス近鉄本店 |
地下1・地上1階 | 大阪阿部野橋駅(近鉄南大阪線) |
あべのハルカス近鉄本店(近鉄百貨店阿倍野本店から改称)の売り場面積は約10万㎡と、こちらも百貨店としては日本一の規模。タワー館とウイング館で構成される。 オフィスフロアの面積は約6万3000m2で基準階は2400m2。テナントとして奥村組、関西電力、近隣に本社を構えるシャープの関連会社などが入居。最大5000名が勤務する。
上層階には大阪マリオット都ホテルが開業した。米のホテルグループ、マリオット・インターナショナルと近鉄系列の都ホテルのダブルブランドで 客室数は360室。6室あるスイートルームは73m2~162m2の広さを持つ。標準客室の面積は38㎡だ。宿泊者は営業時間外、例えば早朝にでも展望フロアに入場できる特典がある。
なお、ハルカスは造語で「心を晴れ晴れとさせる」という意味の古語「晴るかす」に由来する。 ビルのデザイン設計は日本でも多くの実績をもつシーザー・ぺリが手がけた。 開業76日目で来場者数1000万人を達成。年間では4740万人を見込む。
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