昭和天皇の御成婚を祝う記念事業として大正14年に着工、約2年の工期を経て1927年に竣工したネオゴシック様式の公会堂。 創建当時は、県会議事堂、大ホール、西洋料理店、皇族方の宿泊所の4機能を備えた複合施設だった。 設計者は、日比谷公会堂・早稲田大学大隈講堂を手がけた佐藤功一。垂直性を強調した6層24mの塔屋が象徴的な存在となっている。
内部にはアール・デコ様式を基調とする装飾が施され、曲線のバルコニーや漆喰装飾が保存。2006年に国登録有形文化財に登録された。 会議・講演会・修学旅行見学などに利用される公共施設として現役稼働している。