盛岡市中央通の商業・行政エリアに位置する岩手銀行の本店ビル。 旧本店である赤レンガ館が業務面で手狭となったことを背景にして1983年、創立50周年を記念して建設された。 低層部の1・2階には営業室を配置し、中層から高層にかけて本部管理機能が収まる構造となっている。 また、上層の9・10階には2層吹き抜けの大会議室が設けられた。
岩手銀行
東北地方では七十七銀行に次ぐ第2位の規模を誇る地方銀行。
1932年に岩手殖産銀行として設立され、1960年に現名称へ改称。
盛岡市に本店を置き、店舗数は108。岩手県を中心に宮城・青森・秋田・東京などへ店舗を展開する。
2024年3月末時点での総資産は約3.8兆円、預金残高は約3.3兆円、貸出金残高は約2.6兆円。
岩手銀行赤レンガ館
1911年に盛岡銀行本店として竣工した辰野金吾と葛西萬司の設計による煉瓦造の建築。
赤レンガと花崗岩を組み合わせた外観が特徴で、1994年に国の重要文化財に指定された。
2012年に銀行業務を終了し、2016年からは一般公開され、館内には多目的ホールや金融史展示などが設けられている。