1958年に香川県庁舎本館として竣工。丹下健三の代表作として知られるモダニズム建築。 2022年、国の重要文化財に指定、公共建築百選やDOCOMOMO JAPANの近代建築20選にも選定されているほか、ニューヨーク・タイムズ誌の「戦後建築25選」にも日本から唯一掲載されるなど、国際的にも高く評価されている。
鉄筋コンクリート造でありながら、柱と梁の構成により木造建築の印象を巧みに表現。 勾欄付きベランダや庵治石を用いた受付カウンターなど、素材と意匠の融合が随所に見られる。 家具は剣持勇、壁画「和敬清寂」は猪熊弦一郎が手がけてる。
丹下健三
日本を代表する建築家・都市計画家。
広島平和記念公園や国立代々木競技場などを設計し、戦後日本の建築と都市設計に革新をもたらした。
モダニズムと日本的要素を融合させた作風で、プリツカー賞など国際的な賞も多数受賞。