田辺三菱製薬が開発した地上14階建て、高さ70mの新本社ビル。道修町の旧社屋跡地に2015年2月6日に完成した。
淀屋橋スクエア(中央区北浜)から本社オフィスを移転。 2階に道修町や同社の歴史を紹介する史料館「田辺三菱製薬ミュージアム」を開設した。 14階には屋上緑化スペースとカフェが設置される。災害対策として免震構造、非常用電源設備を採用した。
1階玄関廻りなどにはレンガが積まれている
田辺三菱製薬(田辺製薬)が薬業の町として知られる道修町に進出したのは1855年。 近隣に本社を構える武田薬品工業、塩野義製薬とともに「道修町御三家」と呼ばれていた時代もあった。 2009年、北浜へ本社移転したことで、道修町のブランド力低下が一時話題となった。
田辺三菱製薬
1678年創業の製薬メーカー。2007年に田辺製薬と三菱ウェルファーマが合併して現在の体制となった。
抗体製剤のレミケードを筆頭に運動失調改善のセレジスト、対高血圧のメインテートなど、主に医療用医薬品を製造販売している。
三菱ケミカルホールディングス傘下。連結売上高は4126億円(2014.3)と国内5位クラス。