岐阜県の2代目県庁舎。ぎふメディアコスモスに隣接して立っている。 県庁舎だったのは1924年から1966年まで。その後は県の機関などが入る総合庁舎として使われた。
工事費は約150万円、鉄筋コンクリート造の県庁舎としては最初期のものでアールデコ風の意匠で彩られていた。 当初は高塔を設ける構想もあった。なお、所在する司町は官公庁が集積する「司の町」だったことに由来する。
老朽化などの影響で2015年3月に閉鎖。 E字型の平面形状をもつ庁舎と県会議事堂および昭和33年の増築部分が中庭を囲むように配置されていたが、 建築当初の状態が色濃い前面ファサード部分を保存して残りは解体された。 岐阜農林事務所、岐阜土木事務所などの入居機関は現・県庁近くのふれあい福寿会館などに移転した。